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Treatment

表皮の構造とターンオーバー

表皮の構造とターンオーバー

表皮・・・
それは防御の最前線!!

dermatology
角質層 (horny layer)
表皮の一番外側は角質層で守られています。
厚さは平均で20μ。 顕微鏡で見ると15層から40層の平たい細胞が折り重なってできています。
しかしその細胞には核や小器官は存在しません。
つまり核がないということは細胞にとっては死を意味します。
角質層からはケラチノサイトの死骸の集まりなのです。
死骸と死骸の間隙(角層細胞間)には顆粒層で賛成された、 皮膚のバリア機能として重要な役割を果たす脂質でみたされ、 細胞同士の結合のみならず水分保持に大変重要な役割を果たしています。
ちなみに、「透明層」という言葉をたまに耳にすると思いますが、これは手のひらと足の裏にしかありません。
手掌足底では角化が不完全のため基質より線維の密度が高く、 顕微鏡で見ると光を強く屈折するためにこのような名前がついたのです。 位置で言うと、顆粒層と角質層の間に挟まれた層に存在します。
顆粒層 (granular layer)
有棘層の上、角質層の下にある1層ないし数層しかない薄い層ですが、 細胞が扁平な形でケアトヒアリン顆粒を多数持っていることからこの名がつきました。
この有棘層の上層から顆粒層では「オドランド小体」というものが多数存在します。
これらは、ケラチノソーム、セメントソーム、層板顆粒あるいは membrane coating granule(MCG) ともよばれ、大きさで300~500nm。
グリコシルセラミド、フォスフォグリセド、スフィンゴミエリンなどの脂質と、 酸フォスファターゼ、グリコシダーゼ、スフィンゴミエリナーゼなどの酵素も含みます。
この脂質と酵素が角層細胞間に放出され、脂質は酵素の修飾を受け角層細胞間脂質になります。
この脂質が細胞結合をなすとともに、水分保持能力に関与しいわゆる皮膚のバリア機能に重要な役割を演じているのです。 ちなみに難しく書いていますが、この脂質の主成分が有名な「セラミド」(ceramide)です。
有棘層 (squamous or prickle cell layer)
表皮の大部分を占める、基底層の上の細胞層です。5層ないし10層から成り立っています。 下層に行くほど多角形になり細胞同士が棘でつながっているように見えます。 ミノキシジルなどの有効成分をINTRAcel(イントラセル)で到達させればぐっと吸収がよくなります。
バリア層を超えて、有効成分をリンパの流れにのせる。
これはアンチエイジングでいつも課題になってくる重要なポイントです。
基底層 (basal layer)
表皮の最下層にある波打った層で、基底細胞1層でできています。
よく私はスタッフへの講義で
「ここでできた細胞がゆっくりと上に上がっていって、約4~6週間かけて顆粒層に到達します。 その後角質層での核のない細胞の死骸は約2週間ではがれおちます。 結果として約50~60日で皮膚が入れ替わります」 と説明しています。これがいわゆる
「皮膚のターンオーバー」
ですね。
もう少し専門的に見てみますと、基底細胞の3~5%が有糸分裂(mitosis)し、 2個に分かれた娘細胞の1個は基底層にとどまって次の分裂に至り、 1個は上昇して有棘細胞となり、角化が進行していくのです。 またこの基底層には大変重要な、アンチエイジングで避けては通れない「メラニン細胞」という細胞が存在します。 基底細胞の約10個に対して1個の割合でメラノサイト(メラニン細胞)があり、 基底細胞はメラニン細胞よりメラニン顆粒を受け取り、基底細胞内部のメラニン顆粒は核の上極上方に密集する傾向があります。 これにより、核は紫外線(UV)より保護されるのです。
シミができるメカニズムは、先述しましたし、「シミ・そばかす」のページでも触れているのでここでは割愛します。

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