東京/渋谷で皮膚科・美容皮膚科なら口コミで評判の明治通りクリニック。土曜日・日曜日・休日・夜間も19時まで診療している病院です。

Treatment

皮膚感染症

皮膚の感染症はその原因によって大きく3つにわけられます。

1.細菌性

皮膚に守られているため、基本的には皮膚の下は無菌状態です。しかし、傷口などのバリア機能が低下しているところから細菌が感染することがあります。
よくみられるものに、以下の疾患があります。

膿痂疹(のうかしん)

表皮内角層下に細菌感染を起こしたものです。
黄色ブドウ球菌による水疱性膿痂疹と、溶血性連鎖球菌(溶連菌)による痂皮性膿痂疹の2種類がみられます。水疱性膿痂疹のほうが多くみられます。

(1)水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)

子どもに多く、夏によくみられます。あせもや虫刺されなどを掻きこわすことがきっかけになります。黄色ブドウ球菌が産生する表皮剥奪毒素によって、水疱(みずぶくれ)ができます。大抵の場合、さらに掻きこわすことによって水ぶくれが破れ、じゅくじゅくした状態になっています。やけどに見えるような症状が広がっていくので、「とびひ」と呼ばれています。
治療は抗菌薬の外用・内服、ステロイド外用などを必要に応じて処方します。

(2)痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)

年齢や季節を問わずにみられます。溶血性連鎖球菌が関与しており、赤みをもつ膿疱が現れ痂皮化します(かさぶたを形成します)。水疱性膿痂疹に比べ乾いた感じであるのが特徴です。
治療は抗菌薬の外用・内服、ステロイド外用などを必要に応じて処方します。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)

蜂窩織炎(ほうかしきえん)のイメージ写真

真皮の深い層から皮下組織にかけて広い範囲で、ブドウ球菌などによる感染を起こしたものです。怪我などによる傷口から二次的に感染を起こすことが多いです。
皮膚が赤く腫れ、熱をもったような感じになり、痛みを伴うこともあります。
重症化すると、発熱などの全身症状や「壊死性筋膜炎」に進行することがあり、注意が必要です。
治療は抗菌薬の内服や点滴、患部の切開排膿が必要になることもあります。重症化の兆候がある場合には、入院設備を備えた病院に紹介させていただきます。

毛包炎

毛穴に起きた細菌感染症です。毛穴に一致して赤いぶつぶつ見られ、中心に白い点(膿疱)がみられることもあります。「にきび(尋常性ざそう)」も、毛包炎の一部です。毛包炎が進行して、硬くなり、赤みや熱を伴うものは、「せつ」と呼ばれます。
治療は抗生物質の外用・内服を必要に応じて処方します。切開排膿が必要になることもあります。

2.ウイルス性

ウイルスの感染によってみられる皮膚疾患の代表は、水疱(みずぶくれ)を作るものと、イボを作るものがあります。(そのほか、全身に発疹(ぶつぶつ)ができる麻疹(はしか)や風疹(三日ばしか)もウイルス感染による病気ですが、発熱などの全身症状を伴うため、これらは内科や小児科の受診をお勧めします。)

単純ヘルペス

単純ヘルペス(HSV)1型または2型の感染や再活性化により皮膚症状がみられます。


(1)1型によるものは口唇ヘルペスやKaposi水痘様発疹症(かぽじすいとうようほっしんしょう)をきたします。
単純ヘルペスの症状

口唇ヘルペス:初期症状として、唇や口の周りが赤くなり、数日後に小さな水疱ができます。ムズムズとした痒みや、皮膚のほてり、ピリピリとした痛みを感じる場合もあります。一般的に水疱は2週間ほどでかさぶたとなり治ることが多いといわれています。「口唇ヘルペス」という名前は知らなくても、風邪で体調を崩した時や疲れがたまった時などに、唇の辺りにできるデキモノに悩んだ経験がある人も多いのではないでしょうか。風邪の華や熱の華とも呼ばれるこの症状が、実は口唇ヘルペスです。日本人の10人に1人が経験したことがあるといわれるほど一般的な病気です。

Kaposi水痘様発疹症:アトピー性皮膚炎をもつ方がヘルペスに感染し、重症化した場合にみられます。発疹の形は通常のヘルペスと同じような小さい水疱ですが、単純ヘルペスよりもやや大型で多発拡大する傾向が強く、ただれて痛くなったり、リンパ節が腫れたり、発熱などもみられます。

(2)2型によるものは性器ヘルペスをきたします。

性器ヘルペス:性器や臀部の周辺の皮膚に赤いブツブツや水疱、ただれができます。通常は性交渉などで感染してから2~12日で発症します。初めてこの性器ヘルペスに感染した人の中には強い痛みや発熱を伴う場合もありますが、再発の場合は小さな水疱やただれができるだけの、軽度の症状で済む人が多いようです。また、感染していても症状の出ない人や症状に気づかない人も少なくないため、自分では気づかないまま他人にうつしてしまうこともあるので注意が必要です。

治療は1型2型ともに、抗ウイルス薬の内服や外用を行います。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)

帯状疱疹(たいじょうほうしん)の症状

水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の感染によるものです。初感染では水痘(水ぼうそう)をきたしますが、神経に潜伏していたウイルスが再活性化すると、その神経の支配する領域に沿って、帯(おび)状に水疱が出現します。体中どこにでもできますが、顔、腹部から背中にかけて現れるケースが多いです。一般的には身体の左右どちらか一方に出ることが多いですが、病気などで免疫力が低下している時には帯状のものに加えて水疱が全身に出る場合もあります。ウイルスは神経を通って皮膚に出てくるため、軽度~ときに激しい痛みを伴うことが多いのが特徴です。チクチクした痛みが先行し、数日後には赤みが出現し水疱も現れます。痛みが始まってから、かさぶたになって治癒するまで約3週間~1ヶ月ほどかかり、痛みもその頃には消えることが多いです。
しかし、「帯状疱疹後神経痛」といって、皮膚の症状が治った後も神経痛が長期間続くことがあるので、帯状疱疹が疑われた場合には早めに診察を受けることが大切です。

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

ヒトパピローマウイルスによる感染症です。詳細は下記「イボ」の項をご覧下さい。


イボ・タコ・魚の目

3.真菌性

真菌という微生物の一種(かび)が皮膚に寄生して症状をおこします。
浅在性感染症(表皮に寄生)として、白癬、マラセチア、カンジダなどによるものがあります。

白癬(はくせん、いわゆる「水虫」)