パースピレックス

パースピレックスは塩化アルミニウムが有効成分の医療用制汗剤です。
有効成分の塩化アルミニウムは体からでた水分(汗)と反応することで、水酸化アルミニウムを生成します。
この水酸化アルミニウムが皮膚上層のケラチンとともに作用し角栓を形成します。形成された角栓が汗の出てくる腺に蓋をして汗と臭いを予防します。
しかしこの効果は一時的なもので、皮膚の代謝によって角栓は排出され再び汗が出るようになります。
個人差はありますが数日～7日間周期で角栓が排出されますので、週に1回～2回の定期的な使用が効果的です。

パースピレックスの処方は使用ごとに65％の発汗抑制が72時間以上持続することが実証されています。市販の制汗剤で効果を実感できなかった方や、汗をおさせる注射（ボツリヌストキシン注射）に抵抗がある方にお勧めです。

• 乾いた皮膚に1日1回、就寝前に塗布します。
  翌朝、石鹸と水で洗い流します。汗取りシートや塗れたタオルで拭いても構いません。
  その後の塗り直しの必要はありません。
• 効果を実感するまで(通常1週間程)は毎晩使用してください。
  敏感肌の場合は、1日おきに2週間塗布します。
• 効果を感じた時点で週に1～2回、または必要に応じて塗布してください。

• 必ず完全に乾いた皮膚に使用してください。
• 剃毛、脱毛後48時間は使用しないで下さい。
• 目に入れたり、粘膜に触れないようにして下さい。
• 傷がある場合は使用しないで下さい。
• 塗布直後はよく乾かしてから衣類を着用してください。衣類に色落ちが起こる可能性があります。
• 装飾品や貴金属への接触は避けて下さい。
• パースピレックスは重篤な副作用はありません。使用後皮膚に刺激や赤みなどを感じた場合は使用を中止し、医師に相談してください。
• 子供(12歳以下)には使用しないで下さい。