顔のニキビはもちろんですが、背中のニキビでお悩みの方も多くいらっしゃいます。
今回はそんな背中ニキビの原因をまとめました。
原因①:背中の洗い残し・シャンプーリンスの流し残し
背中は目で見えにくく手が届きにくいので、肩甲骨の間が上手に洗えない場合があります。また、洗髪後のシャンプーやリンスがシャワーで流しきれず背中の表面にシャンプーがついたままになってしまう事があります。お風呂上りにはしっかりシャワーで洗い流すことが必要です。シャンプーリンスの後に体を洗うといいでしょう。
また、ニキビができているからといってゴシゴシ洗ってしまうと刺激でニキビが悪化してしまうことがあります。強く擦らず優しく泡で洗いましょう。
原因②:皮脂分泌が多い・毛穴詰まりを起こしやすい
背中は皮脂腺が多く汗をかきやすい場所です。夏場の汗はもちろんですが、冬も重ね着などで通気性が悪く、とても蒸れやすい環境にあります。
汗を拭かずにそのままにしてしまうとアクネ菌が繁殖してしまいニキビが悪化する原因になります。汗をかいたらこまめに拭くようにしましょう。
また、綿100%の肌着は通気性が良く汗を吸収しますので、冬のニットの中に綿100%などの肌着を着ることもおススメです。
原因③:ホルモンバランスの乱れ・ストレス・睡眠不足
生理前に分泌される黄体ホルモンの影響でニキビができることがあります。
黄体ホルモンは皮脂の分泌を増やすため顔以外にも背中のニキビを悪化させる原因になります。皮脂の分泌が増えるとアクネ菌が繁殖しやすくなりニキビが治りにくい悪循環になってしまう事もあります。
また、ストレスや睡眠不足、不規則な食生活でホルモンバランスが乱れて、ニキビが出来るようになります。学生から社会人にあり、一人暮らしをはじめたきっかけでニキビができてしまったという患者様も多くいらっしゃいます。
生活習慣を見直すことで、ニキビの悪化を防ぐことが大切です。
背中はニキビ薬も塗りにくい場所なのでなかなか治りにくく、ニキビ跡(炎症後色素沈着)になりやすい部位です。
ニキビ跡(炎症後色素沈着)改善のご相談の方も多くいらっしゃいますが、炎症後色素沈着になってからは改善に時間がかかります。
早めにニキビを治す事によりニキビ跡になるリスクが減ります。
一人で悩まず、まずはクリニックにご相談ください。